徳島市にて。

さる28日の悪天候下に羽田を発ち、県のSVを拝命している徳島県へ向かいました。

去年の今頃も同じように徳島県にお邪魔した、いや、正確にはお邪魔しようとして、徳島空港上空で着陸を断念して羽田に引き返すという経験をしたので、今回も揺れに揺れ、さらには空港上空で着陸しようとした飛行機がいったん高度を取ったときには、当時のいやーな感じがフラッシュバックしましたが、今回は何とか到着。

ANAの皆様どうもありがとう!

揺れで若干気分悪くもなりつつも、社会人時代の友人が徳島で働いているので徳島駅前で軽く夕食を食べて、早めに就寝。

翌28日は朝イチで、徳島市長選に立候補を表明した内藤佐和子さんとモーニングをぱくつきつつ、子ども・若者政策についてディスカッション。

彼女とは10年くらい前に何かのきっかけで知り合い、その後しばらくやり取りが絶えてたんですが、私が徳島に来るようになってからはたまにやりとりする感じで子ども若者支援について意見交換をしています。

徳島市長選は4月。昨年の阿波踊り騒動とかもありましたが、個人的には、徳島市の未来を担う子ども・若者への取組に注力していきたいという彼女を応援したいところです。徳島市民じゃないので投票権はないけど、何かしら自分の経験やネットワークが活きればと思う。

午後は県主催の子ども・若者支援者養成講習会にコーディネーターとして参加。

先月は札幌市の松田さんで、今回は北九州市子ども・若者応援センター「YELL」の村上所長とご一緒させていただきました。

もうすぐ設立されて10年というYELLですが、この10年間を活性化レベルを髙い水準に保ったままやってこれているのが本当にすごい。

というのも、子ども・若者支援地域協議会の運営ってのが、実は結構大変なんです。

多くの地域が意欲高く立ち上げても、その後担当者の異動やらなんやらで当初の熱を維持するのが難しく、いつの間にか形骸化してしまうところも少なくない中で、様々な支援機関のハブとなって求心力を保っているYELLと北九州市の協議会は特筆に値すると思います。

初期メンバーの熱意と、それを受け継いでいる2代目センター長の村上さんとスタッフの方々の活動には頭が下がる、一方で超たくさん参考になる事例があるので、頭を上げてちゃんと聞きたいという、頭が上下するようなお話でした。

中盤に軽くYELLの取組を開設する対談セッションをして、その後は参加者同士の関係構築を目的としたワークショップ。

出張したらこのくらいの密度で現地の方々とコミュニケーションできると良いなと思います。結構タフですが(笑)

今年度の徳島県でのお仕事はこれで終了!来年度もまた何かお手伝いできることを願いつつ、飛行機に揺られながら帰途につきました(はい、帰りもまた揺れました)

徳島出張を少し楽しくするサービス&プロダクト3選

今年は県のSVを仰せつかり、10回はいかないまでも、5回以上はお邪魔している徳島県。

大阪よりすこーしだけ遠いだけということで、飛行機を使えば離陸して1時間弱で着いてしまう立地なのと、自分の家族調整上、だいたい日帰りになる徳島出張

そんな出張を繰り返していると、徳島ラーメンは美味しいんだけどどうしても飽きてくるわけです。

空路での移動も時間がなまじ短いのでやることもない。アップグレードポイントつかっても満喫できない。作業しようにも、集中力が出てきたら着陸態勢に入ってしまってなんともストレスフルなのです。

そんなこんなで空港活きのバスが出るまで徳島駅前のスタバかタリーズで電源席が空くのを虎視眈々と待ち構えながらPCとくんずほぐれつしているわけです。

本当はもうちょっと楽しみが欲しい!

でも予算制約はきつい。車もないから徳島駅徒歩圏内で!

そんな日帰り出張族故の欲求を満たしてくれる「ちょっとした楽しみはないのか!?」ということで、これまで個人的に当たりだったサービス・プロダクトをご紹介しておきたいと思います。

いつもとちょっと違う刺激や活動を入れればマンネリ化した出張も楽しくなるというもの。ご参考になれば幸いです。

1.徳島と言えば鳴門鯛、鯛を使った塩ラーメンが美味しい「堂の浦」

ガツンとした味わいが強烈に印象に残る徳島ラーメンも美味しいのですが、年齢があがってくるとそのガツン!が胃腸に響くのも確か。毎度毎度食べるには若さが必要だけど、それは取り戻せない。

そんな貴方に、鯛のうまみがしっかり出ている塩ラーメンなんていかがでしょうか。

店員さんのぶっきらぼうさが際立ちますが、味はホンモノ。そうそう、こういうキレがあって、それでいて胃腸にダメージが少ないラーメンで、徳島っぽいものが食べたかったのよと一人納得しながらラーメンをすすれば、ご当地ものを食べて帰りたいという出張族のかわいいニーズが満たされること請け合い。

2.駅前で温泉&サウナで疲労解消!眉山の湯

夏場に歩き回って汗でべとべとの自分を飛行機の座席に押し込むのはなんともげんなりする経験ですよね。叶うならさっぱりして帰りたい。

温泉ランドは駅周辺にはないし、スーツで銭湯というのもなんか浮いてしまうから気が引ける(というかそもそもやっぱり駅近くにはない)

そんな人にはホテルサンルート徳島の11階にある温泉浴場「眉山の湯」がおすすめです。

大人でも平日日中は720円という比較的良心的な価格で大浴場、露天風呂(ジャグジー)、サウナと水風呂が使い放題というコスパGOODな温泉施設です。

ホテルの最上階ということで、サウナに入った後に屋外の水風呂に入るか、風に吹かれれば極上のサウナ体験ができます。

あのサウナ特有の半ば呆けたような快感に包まれて空港行のバスに乗れば、あら不思議、普段はさして快適でもないバスの座席がベッドのように感じられるはずです(個人差があります)。

3.隣を気にせず寝ながら移動できるラグジュアリー深夜バス「ドリーム徳島号」

そもそも移動が空路という前提条件は誰が置いたのでしょうか。確かに東京から陸路で向かえば半日くらいは余裕でかかる。

でも、その時間が移動時間+睡眠時間を兼ねるならどうでしょう。そうです、あれです、深夜バスですよ。

多くの方は若さに任せてウィンタースポーツを楽しむために深夜バスを使ったご経験があるはず。ほんと若気の至り、若さってすごい

4列シートに詰め込まれ、荷物減らしのために服を着こんで暑苦しい車内、翌日早朝に極寒のスキー場に到着して意識もうろうとしながらゲレンデに向かう経験、懐かしくはあっても二度とご免という人も多いはず。そんな原体験が深夜バスについて回るので、東京から徳島を深夜バスで、と言われても狂気の沙汰としか思えない人がいるのも重々承知の上。

でも

でもですよ。そのバスの座席がちょっとしたカプセルホテル並みの環境だとしたらどうでしょう。

隣の人を気にせずのびのび身体を伸ばせて、電源とWi-Fiも使えて、寝て起きたら目的地に着いている。

あれ、これだけ読んでたら、「意外にあり」じゃないですか?

そんなバスが、あるんです。東京と徳島を結ぶ「ドリーム徳島号!!!

僕も1度利用しましたが、これはまったく新しい深夜バス体験でした。座席は水平とまではいかないけれど、飛行機のプレエコ並みの傾斜が確保でき、カーテンで仕切られた空間は驚くほど広く、椅子の上で胡坐を余裕で組めるほどです。

電源は使い放題なのでちょっとした作業なら移動しながら可能。

難点はトイレが一か所なので、出発時間までにしこたま飲んだ後に乗ると、熾烈なトイレ争奪戦に巻き込まれることでしょうか。

10時前に徳島駅を出て、翌朝7時前後に東京各地に到着するこのルート。とくに朝からやることがたくさんある人にはお勧めです。

ちなみに、ばすの待合スペースにはシャワーもあるのもうれしい。

食、温泉、移動手段、ちょっとしたアレンジで徳島日帰り出張が楽しくなるので、是非お試しあれ。