【読了】この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。/小林エリコ

しあわせは 歩いてこない だから歩いて ゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩さがる

だったらいいですけども。
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【読了】チャヴ 弱者を敵視する社会/Owen Jones

富める者は必要以上に褒めそやされ、社会の梯子を我さきに上ることを奨励され、どれだけのものを持っているかによって区別される。貧困者や失業者は自分を責めるしかない。

「貧困に苦しむ人は怠け者」と考える人は、1986年には国民の19%だったが、2006年には27%に増加した。
「無職の夫婦=貧困に苦しんでいる」と考える人は1986年には国民の半数だったが、2005年には三分の一になった。
収入格差が大きすぎると国民の四分の三が認識している一方で、貧困者の社会保障充実が必要と考える人は全体の三分の一。

ちなみに日本のことではなく、イギリスのことなのだが、状況が驚くほど日本の世論の状況に酷似している。

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貧困に苦しむ当事者のインサイト

『子どもの貧困と自己責任論。湯浅誠が貧困バッシングに感じた「心強さ」とは』

色々と示唆のある 菊川恵さん編集の良記事。

『周りの子と同じように子どもを塾に行かせてあげるために、明かりをつけないで電気代を節約したり、食費を切り詰めるためにお母さんは1日1食にしていたりするんです。』

貧困の実態はなかなか見えてこない背景には、貧困に喘ぐ当事者が実情を外部に見せたがらないという心情がある。
当事者のインサイトにリーチしたからこそ子ども食堂ではなく、宅食というサービスが生まれたというのは、デザイン思考的な観点から見ると非常に示唆的だと思う。

国分寺市で支援ネットワークの重要性についてお話してきました。

今日は国分寺市の若者支援地域ネットワーク会議で講演でした。

そもそもなんで若者支援が必要なのか
放置することにより地域にどれだけの負のインパクトがあるのか
横断的なネットワークを作ることで庁内業務にどのようなシナジーが生まれるのか
といったことを紹介してきました

これまでお世話になった地域の取り組みを他の地域に広めることで、
その地域がより効率的に、より効果的な支援ネットワークを構築できるチャンスが広がります

そうすることで、1人でも多くの当事者が苦境から飛び上がり、自分のやりたいことに邁進できるよう社会ができればいいな


複業の1つの面、育て上げネットのメンバーとして、そんな社会にするためのお手伝いを、ささやかーに、しております。

立川市の合同学校説明会の運営をサポートしてきました。

本日は育て上げネットメンバーとして、立川市で開催される定時制通信制学校の合同説明会で立ち働いております

定時というと夜間、通信というと自宅、というイメージがありますが、
今や生徒のニーズに合わせて学校のサービスも多様化しています。

一方で、選択肢が増えると自分に合った学校がどこなのかを検討するのが大変になってきます

今日の僕の役割は来場者の話を聞いて、来場者の希望に合った学校をオススメする、あるいは希望に沿ってない学校を、選択肢を広げるという意味でオススメするのが仕事です

相手から聞いて来ることはまずないので、自分から足使って距離詰めて聴く。まずはそこから。
カリスマ店頭販売員を自分にダウンロードして猛アプローチの時間を過ごしております。

刑務所で起業家養成 アメリカの再犯率を劇的に下げたアメリカの取組み

「ここを出たら、履歴書を送ってくれ」

受刑者にこういうことを言える社長がいる社会、悪くない、と僕は思うわけです

アメリカの刑務所で「起業家養成プログラム」開講、再犯率が3%に “刑務所で起業家養成 アメリカの再犯率を劇的に下げたアメリカの取組み” の続きを読む

子ども・若者支援×チームビルディング

本日は北九州市の若者支援のワークショップでファシリテーターをさせていただきました。

かれこれ5年、月イチの定例会議で、行政の複数の担当部局、財団法人、NPOといった方々と一緒に北九州市の若者支援について一緒に考える機会をいただいています。

ワークショップのテーマはチームビルディングです。

なぜ若者支援でチームビルディング?
と思われるかもしれません。

それは、ひきこもり・ニートの状態になってしまう方を支援しようとすると、既存の役割分担ではカバーしきれないためです。

例えば、福祉単体、教育単体、矯正更生保護単体、就労単体・・・そういったいわゆる“単体”での活動で子ども・若者を支援しようとすると、そこにはどうしても「漏れ」が出てきてしまう。

言い方を変えれば、福祉のこの分野と教育のこの分野と矯正更生保護のこの分野、というように各分野の特定の部位だけを抽出してこなければできないのが若者支援なのです。

では、それぞれの担当者を集めて協議してもらえばすぐに若者支援は達成できるのか、といえばそれはほぼほぼ不可能に近い。
そこには、組織と言葉、そして自尊心という3つの壁があるためです。

自分の組織の中で業務が完結する
自分の組織の中で使っていた表現で意思疎通が図れる
自分の組織の中では自分は重鎮
そういった前提が部門横断的な組織の活動に苦手意識をもたらします

若者支援を行うためには、そのような前提を悉く取り払わなければなりません。
一連のワークショップはそれらの前提を取っ払うために行いました。

これまで全4回、ワークショップを一緒にやってきて
参加していただいている方々に組織を越えたチーム意識が芽生えてきたような手ごたえがあって、それがとても嬉しい。そんな今晩であります。