昨日、パーソルキャリア株式会社が運営する就職マッチングサイトの「DODA」主催のイベントに参加してきました。
今回のテーマは「ティール組織」
2018年1月に出版されてから、新しい組織運営の可能性を指摘した書籍としてザワザワ話に出てきている「ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現」をベースにしたキーノートスピーチ+ワールドカフェという構成でどっぷり3時間(しかも19時30分~22時30分という、家事やって後続家事を相方に頼んで抜け出せるワーキングペアレントにも優しい時間設定★)参加してきました。
ちなみに書籍はこちら。
なかなかのボリューム感ですので購読される方は覚悟を以て臨まれるのがよろしいかと。でもそれくらいの気持ちで読むに足る内容な気がします。
ワークショップは参加者とスピーカーの人選とワークショップのテーマ設定が個人的には重要だと思うのですが、いやー今回は特に参加者の選定とワールドカフェのトピックの選択眼が半端なく秀逸で、3時間でも話し足りないくらいの盛り上がりでした。
あ、スピーカーの話もとても良かったのですが、今回はワールドカフェがメインということで時間が短かった!という感じでがっかり感とかそういうのでは全くありません。念為。
ちなみに上記を読むのが現実的に困難、という方。わかります。わかりますともその気持ち。そんな方にも優しいDODAの情報提供。こちらがお役に立つと思います。
で、これは興味あると思われた方は、書籍の方にチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
さて、田中個人としては、現在個人事業主、民間営利起業、特定非営利活動法人(NPO)という3つの環境で働いています。
それぞれ組織の動き方って全然違うんですが、書籍の分類でいえば
「オレンジ(達成型組織、目標に向かって切磋琢磨と改善をつづけながらひた走る組織)」
「グリーン(多元的組織、組織として△(ピラミッド)構造を維持しながらミッションや文化を重視しながら前進する組織)」
そして「ティール」も入ってますね。
ただ、組織の全体的な印象が上記の色合いだとしても、事業部とか個人とかで見ると必ずしもその色じゃなかったりもします。めっちゃ達成型組織の中に、スナフキンみたいな人がいて、給与面では冷遇されてるけど皆に一目置かれているとか、皆さんの組織にもいらっしゃるんじゃないでしょうか。
あと、自分個人のレベルでみても、PJTベースで色が違ったりするし。
その意味では、一言に組織をカラーリングすることが適切かというとそうでもなくて、相対的かつ”ある面から見れば”という前置き付きで考えるのがよいのかなと思います。
もう一つ思ったのは、自分と組織の”腹落ち感”がティール型組織では重要だな、ということも感じました。
ティール組織が存在理由を最重視して動いていくのであれば、最小単位としての個人もまた自分の存在理由を最重視して動いていなければならないんじゃないかなと。
なんせ、個人だって生物体として組織ですからね。となると、お互いに自分の存在理由がわかっていて、それが合致したとき(腹落ちしたとき)に、ティール組織としての理想的な関係性と活動が生まれるのではないかと思います。
そういう意味では、組織の側も、個人の側もまず自分のやりたいことは何か、使命は何なのかということが理解できていなければならないのですが、それがなかなか難しいのかもしれないなあと感じました。
当日のワークショップではもっといろいろ面白い意見がでたのですが、内容は近日シェアされるのではないかと思います。僕もそれを見て記憶を呼び戻そうと思っています。