東海道新幹線の駅弁で買うべきは「品川名物 貝づくし」一択。そしてその理由。

仕事の関係で、7月以降は週に2、3回どこかしらに出張がはいります。

最近は東海道新幹線で名古屋に出張ることが多いのですが、新幹線に乗るときに、いつも買ってしまう心の友、それが、駅弁。というか、駅弁の中でも「品川貝めし」一択なんですよね・・・。

駅弁なんてそれこそ数知れず種類があります。

というか、個人的には一食1000円近くする駅弁というジャンルにあんまり興味ない(!)

そんな自分なのに、この「品川貝めし」だけは、リピートしてしまう・・・それは何でなんだろう、と今日も食べながら考えているのです・・・

で、思った。理由、3つくらいあるなと。

なによりも美味しい!「駅弁」レベルを超えたおいしさ

さて、冒頭の写真の蓋を、期待に手を震わせながら(大げさ)開けますと~

そこに現れるシーパラダイス。いらっしゃいませ~。

駅弁の名前に書いてる食材が中身のほんの一部ってこと、よくありますよね。でも、僕らの品川貝めし、裏切らない。

販売元のジェイアール東海パッセンジャーの商品紹介ページに

昔から海と密接な関係であった品川にちなみ、品川のイメージである貝を主役に採用。

とあるように、もう完全に貝が主役。

ページの「貝をメインにした駅弁です」というキャッチコピーが粗削りすぎて笑える。生真面目かっ(笑)

使われている貝は、冷めても美味しいよう、どれも手間を加えてある。

そして、その手間かけてできた味わいが駅弁のレベルを超えているのである。

「冷製の煮貝デェース」とフレンチの割れた顎の人とかに紹介されたら、「冷製の煮貝かぁ~」とオウム返ししてしまうくらい、普通に出されても美味しいと思える。

「駅弁だから・・・記念だから・・・」という自己説得不要の美味しさなのである。

では、僕がひそかに「貝ファイブ」と名付けている、貝のラインナップをご紹介したい。

ハマグリ・・・いわゆる煮ハマグリ。煮ハマグリなんて、江戸前のすし屋ぐらいでしか食べたことない。うん、ごめん。嘘ついた。そんなの食べたことない。寿司漫画でそういうのあるの見ただけ。つまりそのくらい日常食生活の中での出現頻度はレアなのである。小ぶりだけど、それがたくさん食べれるというのはかなりお得感ある。

アサリ:同じく甘辛いタレで煮てあり、アサリの滋味が身体によさそう(な感じがする)。小粒なので、お箸の間から零れ落ちるリスク大。ズボンなどに落とすなら3秒ルール適用でセーフだが、床に落とさないよう要注意である。

しじみ:甘辛タレの味付けに飽きてきたころにシジミを食べると、粒ごと入った山椒のピリリとした爽快な刺激が舌を刺激する。中盤戦にちょこちょこつまむことで、中だるみを回避できる。

貝柱:錦糸卵の上にのった貝柱。小粒だけどそれがたくさん載ってるので、むしろ一口で終わりが無い分幸せである。個人的にはここに別包装の紅ショウガをONすることをお勧めしたい。そうすることで、淡白さとは異なるジャンクさを楽しむことができる。

焼きホタテ:一口サイズが2つ。ほのかに焦げた香ばしさすら感じる味付けが駅弁レベルをはるかに凌駕している。ビール飲みたい。

そのほか、野菜の煮物、おひたし、卵焼きも美味しい。野菜の煮物と貝の食べ合わせの相性は抜群なので、ぜひ「マイ・ベスト・食べ合わせ」を探求してみてはいかがでしょうか。

食べ飽きない・購買シーンの汎用性の高さ

貝の味付けが絶妙なので、何度かっても食べ飽きません。

直近だと先週食べたけど、また食べたくなるいい意味での中毒性があります。

朝食にもいけるし、昼食にもいけるほどほどのボリューム感。

カロリーは600キロカロリーを切っており、ダイエットとはいかなくても、低カロリー志向の人でも許容できるエネルギー量。

そしてなにより、これ絶対ビールに合うでしょ。いや、日本酒でも行けるか・・・。

ああ、販売元が東京駅と品川駅なので、お酒買って名古屋・大阪から帰る身では経験できないけれど、夜景を眺めながらビール一口ごとに、どの貝を合わせようか悩める人がうらやましい・・・

価格が手ごろ

ワンパック1,000円は、このクオリティ、しっかり手間をかけた味付けの貝を食べられるレア度も勘案すると、素晴らしいコスパと言えるのではないでしょうか。

最近1,500円くらいするけど冷えててたいしておいしくない駅弁も多い中、大健闘していると思います。

 

とまあ、たかが駅弁というには熱く語れてしまう品川の貝めし。これだけあればいつもの出張も少しは楽しい。一度お手に取られてみては、いかがでしょうか。!

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