香川県子ども・若者協議会の実務者会議

香川県の子ども・若者支援地域協議会が7月に開催した実務者会議の内容がリリースされましたね。

田中は先週まさに香川県庁にお伺いして、事務局の健康福祉部子ども政策推進局子ども政策課の担当の方と意見交換をしてました。

そのとき、実務者会議の内容も論点に挙がっていましたね。

さて、要綱を拝見すると、香川県の協議会は、代表者会議、実務者会議、ケース検討会議の3層構造で、内閣府が提示している協議会の一般形を踏襲する構造になっているようです。

代表者会議、実務者会議の機能も多くの自治体で採用されている感じですね。

個人的には、要綱レベルの記載はこれでいいとしても、運営方法や取り扱う議題などはもう少し明確化しておくと、協議会の運営をより効果的にできると思っています。

例えば、代表者会議について言及されている第7条も、「代表者会議は、基本的な方針について協議する。」とありますが、具体的に何の方針なのか、意思決定する場なのか、周知する場なのか、といった観点で位置づけを明確化しておくと、後々困らないと思います。

実務者会議はなんといっても参画機関数の多さが目を引きます。その数68(!)

事務局の子ども政策課の方々、ご奔走されたんだなあ…と尊敬。その一方で、多くの機関を調整していく大変さもあるので、それは今後の工夫のしどころかな、という感じがします。

特筆すべきは高松市内に3か所の居場所をしょっぱなから用意しているところでしょうか。支援と居場所をどのように連携させていくかが気になるところです。

物理的な居場所は当事者が生活する場所からあまりに遠いとつかわれません。香川県は県域が小さいので頑張ればいけるけど、それでも先日三好から三豊町に入って琴平から高松に抜けるのに車で1時間くらいかかりました。電車だったらもっとかかるでしょう。

当事者にとってはなかなかタフな移動になると思います。

認定要件を整備して様々な地域に分散配置できるとユーザビリティはかなり上がるのではないでしょうか。

改善できるポイントがたくさんあるという意味で、ポテンシャルのある協議会だと思います。よくある首長の鶴の一声形式ではなく、課長級の意思決定でスピーディに立ち上げられたのもすごいです。今後の展開が楽しみです。

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