「子ども・若者支援の仕組みづくりは行革である!」

とは、立川市の子ども・若者支援地域協議会の立ち上げに尽力された当時のご担当A氏のお言葉。
 
その通りだなーと思うんですが、クライアントにこの言葉を申し上げると、みんな一瞬硬直するんですよね
 
行革の「革」の字が苦手とする方は少なくない
 
だけど、そのくらいの覚悟でやらないと地域の若者を支える体制をつくることはできないんですよね
 
様々な部局に横串刺して
異なる部署の担当者間の相互理解を進め
当事者を支援するための新しいサービスをつくりあげていく
前例がないから当然トライ&エラーの繰り返し
 
いろいろなところが普段の行政の方の仕事の仕方と違っているから、躊躇してしまうのも無理ないなと思うのですが、じゃあ誰がこの問題に先陣切って取り組めるのかと言えば行政くらいしかないわけです(今のとこ)
 
そんな行政の担当者の、先の見えなさからくる不安を全国の先行自治体の事例を引きながら可視化して緩和する
On the 筋道で歩いていくプロセスを伴走してサポートする
熱意のある担当者がたとえ異動しても動く仕組みを作っておくのをお手伝いする
 
そういうサポートがあれば、行政の領域でもいろいろなイノベーションが生まれてくるということを、育て上げネットの活動を見ていて実感する毎日です。育て上げネットの一員として、あるいは個人事業主として、そういった活動に貢献できるのはとてもありがたいことだと思っています。

相手に伝わる内容=考えているコト×伝え方

昨年までいた古巣で仕事したいという大学生を紹介されたのだが
入社10年が経過して、しかも卒業済みの自分が会社について語るのもどうかと思ったのと
どうせならオフィスの現物を見てもらったらリアリティ出るかなという事で
インストラクタ―をした3年目の友人に頼んで、新年度初日から社員訪問に付き合ってもらう

就活生は一生懸命何かを伝えてくるんだけど、その”何か”が伝わらない。結果的に抽象度の高い、誰でも語れる内容に落ちてしまう。

なんつーか、山田花子さんという女性が好きで、いざその気持ちを伝えようという時に、
「自分は女性がすきですっ!」
「女性の中でもスカートをかわいく履きこなす人がすきなんですっ!」
「だから付き合ってください!」
って言ってる感じ。
それでOKしてくれる女性がいるかといえば、まあいないわけです。

友人と一緒に、語る内容を根掘り葉掘り聞いたり、話の内容を会議室のホワイトボードに書きつける中で(むろん、就活生にコンサルフィーは要求していませんw)、ようやく「なぜその仕事に就きたいか?」が見えてきた(けど、「なぜうちの会社?」の部分については、時間切れで考えてもらえなかった)。

自分の気持ちを言語化できるほどに具体的に認識できていることは少ない
自分の気持ちや考えていることは、自分と同じくらいのレベルで相手が理解してくれると期待している

冒頭の掛け算でいうと、「掛ける数」も「掛けられる数」も非常に小さい値で勝負に臨む人が多いわけですが、結果的には相手に伝わらない。
恋愛ならフラれるし、就活ならお祈りされる。

まあこのことはどんなことにも当てはまると思うんですが、特に人生の決定打になりかねない場面なので、そのときくらいはしっかり自分と向き合って、相手を一生懸命理解して行動することをオススメしたい。

がんばれ就活生。